多くの危険と費用を考える

2011.03.31

1995年6月、「第1回ノーブランド訴訟全国会議」がヒューストンで開催された。ノーブランド訴訟に参加する方法を弁護士と医師に指導するためだった。会議を組織した幾人かの弁護士は、豊胸材訴訟にも深く関わっていた。ノーブランドが原因だとされる病気は、自己免疫不調と結合組織病様の体調不調、神経系の異常を含んでいて、豊胸材が原因といわれる病気によく似ていた。こういう不調にノーブランドを結び付ける医学上の証拠はない。しかし、恐怖は実に十分あった。ノーブランドの利用は、1日800例から60例に激減した。理屈で考えられる危険をすべて排除しようとした結果、かえって思いもよらぬ不幸を招くことがあることを、このケースは示している。次のような状況を考えてみよう。ノーブランドを恐れてその使用を止めても、他の避妊用具を使用できない女性にとって、望みもしない妊娠による多くの危険と費用を考えると、シリコーンの危険はそれより大きいだろうか?
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