どこにブランドごとの格差が現れる原因があるのかといえば、結局は土地の値段とその立地の持つイメージである。仕入れた土地によってマンションの価格はほぼ決まってしまい、それにあわせてブランドも決定されるというのが実情のようだ。しかし現実には、三井不動産の各ブランドには、そんなブランド別の分析など必要としないような、ある種の共通した安心感が漂っている。おそらくその理由の一つは、「友の会」という組織を利用して、三井不動産がブランドイメージの普及につねに努めているからだろう。大手不動産会社はどこも「友の会」と呼ばれる会員組織を維持しながら、現在販売中もしくは近々販売予定のマンションの情報を会員に随時、発信している。三井不動産の場合、その「友の会」の組織づくりに対するエネルギーのかけ方が、他社とは比較にならない。