婚約指輪にプロポーズと謝罪の手紙を

2011.04.26

何度かけても電話は切られた。ついには話し中になってしまった。シェフは受話器をはずしてしまったのだと思った。そのあと、1、2時間して会場をあとにし、彼女のアパートに向かった。ドアをノックしつづけていると警官が2人やってきた。サラ(仮名)はドアをたたかれて困っていると話し、警官は彼に帰りなさいと言った。翌週、彼は何度もサラ(仮名)のところを訪ね、電話もかけつづけた。どんなにしても彼女と話すことはできなかった。やっと話してもらえたのは、彼が婚約指輪にプロポーズと謝罪の手紙をそえて宅配便で送ってからだった。サラ(仮名)に聞くと、いまも披露宴での彼の言葉に怒っていると言った。結婚式の場で、結婚など考えてもいないとは、なんて言いぐさだろう。サラ(仮名)は、自分は暴力的ではないと私を安心させたうえで、花瓶を取り上げてシェフの頭にぶちまけてやろうかと思った、と言った。婚約している100人以上の男女が、結婚のことで議論になった経験があると言った。
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